
最後の晩餐(大塚美術館)
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の位置
「最後の晩餐」は、当時主流であったフレスコ画ではなくテンペラ画で描かれている。テンペラ画は、絵具が乾けばすぐに塗り重ねる事ができ修正がしやすい一方で、痛みやすい画法である。このため完成から20年もたたないうちに劣化が始まったといわれている。過去何度も修復を行っており、第二次世界大戦の戦火を辛うじて逃れ、完成から500年以上にもわたって存在していること自体が奇跡と言われている。

「レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院」として、1980年(昭和55年)に世界遺産に登録されている。

ちなみに、同じダ・ヴィンチの作品である「モナ・リザ」は持ち運びが可能であるため、世界遺産の指定は受けられない。

「レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院」として、1980年(昭和55年)に世界遺産に登録されている。

ちなみに、同じダ・ヴィンチの作品である「モナ・リザ」は持ち運びが可能であるため、世界遺産の指定は受けられない。
この時代の世界
(この項おわり)
聖書に登場するイエス・キリストの最後の日に描かれている晩餐の情景を描いているもので、4.2×9.1メートルという巨大な作品である。