
六波羅蜜寺(京都府京都市東山区五条通大和大路上ル東)は、951年(天暦5年)、踊り念仏で知られる醍醐天皇の第二皇子・空也上人により開創された西国第17番の札所である。現在は真言宗智山派の寺院となっている。
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平安時代中期、京都に流行した悪疫退散のため、上人自らが十一面観音像を刻み、車に乗せて引きながら「南無阿弥陀仏」と念仏を唱え、多くの民衆の命を救ったと伝えられている。

念仏を唱えながら歩く姿を刻んだ木造空也上人立像は、強烈な印象を残す作品である。口から出てくる6体の阿弥陀仏は、「南無阿弥陀仏」の6字を象徴している。重要文化財である。

創建時のものとみられる本尊・木造十一面観音立像は、12年に一度辰年にのみ開帳される秘仏である。

1221年(承久3年)の承久の乱の戦後処理として六波羅探題が設置された。
波羅蜜とは、仏教において迷いの世界から悟りの世界へ至る修行を指すサンスクリット語パーラミターに由来する。大乗仏教では6つの修行徳目があり、ここから六波羅蜜と呼ばれる。

創建時のものとみられる本尊・木造十一面観音立像は、12年に一度辰年にのみ開帳される秘仏である。

1221年(承久3年)の承久の乱の戦後処理として六波羅探題が設置された。
波羅蜜とは、仏教において迷いの世界から悟りの世界へ至る修行を指すサンスクリット語パーラミターに由来する。大乗仏教では6つの修行徳目があり、ここから六波羅蜜と呼ばれる。
交通アクセス
【鉄道】

- 京阪電車「清水五条駅」から徒歩7分。
- 阪急電車「河原町駅」から徒歩15分。
- 京都駅より市バス206系統「清水道」下車。

近隣の情報
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参考サイト
- 六波羅蜜寺
- 六波羅蜜寺 宝物館へ:古寺とお城の旅日記II
- 六波羅蜜寺:徘徊の記憶
- 六波羅蜜寺のご利益さん:古典・詩歌鑑賞(ときどき京都のことも)
- 六波羅蜜寺の仏像展:雑感ノート mako
(この項おわり)