長年PCを使っている立場から見ると、PCを普通に使っている分にはPentium 4の必要性を感じない。

2004年(平成16年)8月現在、1.3GHz動作の Pentium M を使っているが、メーラー、ブラウザ、オフィス製品を使っている限り、何のストレスも感じない。Eclipseもサクサク動くし、VideoStudioでビデオ編集もできる。
2004年(平成16年)8月現在、1.3GHz動作の Pentium M を使っているが、メーラー、ブラウザ、オフィス製品を使っている限り、何のストレスも感じない。Eclipseもサクサク動くし、VideoStudioでビデオ編集もできる。
ボトルネックになっているのはハードディスクのアクセス速度である。CPUの処理速度ではない。

90nmプロセスの Pentium M(開発コード名:Dothan)も登場したし、インテルのロードマップによればマルチコアが導入されるのも Pentium Mシリーズが先行している。

小さなCPUが100Wも消費するのは異常である。電気代のことを考えたら、家庭利用で Pentium 4 を選択するメリットはないのではないだろうか。(ゲームや仕事でバリバリに3Dする人は別として)

Pentium Mは、イスラエルのハイファにあるデザインセンターが開発を担当した。
このチームは MMX Pentium を担当し、その後、メモリコントローラ、グラフィックスをCPUに統合した廉価版の Timna を担当した。
この時期のインテルは、Rambus社が開発した高速インターフェース技術を搭載した RDRAM(Rambus RAM)を採用する契約を結んでおり、Intel 820チップセットのメモリトランスレータハブ(MTH)を使って接続することを決めた。Timna は Intel 820チップセットおよび RDRAMで動作するように設計された統合グラフィックスを内蔵する意欲的な製品になるはずだった。
ところが、メモリーアクセスが高負荷時に 820 がリセットされるという致命的なバグが発覚。MTH の改修で乗りきろうとするものの、ついにバグを根治することができなかった。MTH を内蔵する Timna の場合、このバグから逃れる術がなく、ついに2000年(平成12年)9月に開発がキャンセルされてします。
そのハイファのデザインセンターは、同じP6アーキテクチャの延長にあり、コストパフォーマンスを追求した Pentium M で成功することになる。また、Rambus社もDDR5メモリ向けのチップセットを供給し、再起を果たしている。
90nmプロセスの Pentium M(開発コード名:Dothan)も登場したし、インテルのロードマップによればマルチコアが導入されるのも Pentium Mシリーズが先行している。
小さなCPUが100Wも消費するのは異常である。電気代のことを考えたら、家庭利用で Pentium 4 を選択するメリットはないのではないだろうか。(ゲームや仕事でバリバリに3Dする人は別として)
Pentium Mは、イスラエルのハイファにあるデザインセンターが開発を担当した。
このチームは MMX Pentium を担当し、その後、メモリコントローラ、グラフィックスをCPUに統合した廉価版の Timna を担当した。
この時期のインテルは、Rambus社が開発した高速インターフェース技術を搭載した RDRAM(Rambus RAM)を採用する契約を結んでおり、Intel 820チップセットのメモリトランスレータハブ(MTH)を使って接続することを決めた。Timna は Intel 820チップセットおよび RDRAMで動作するように設計された統合グラフィックスを内蔵する意欲的な製品になるはずだった。
ところが、メモリーアクセスが高負荷時に 820 がリセットされるという致命的なバグが発覚。MTH の改修で乗りきろうとするものの、ついにバグを根治することができなかった。MTH を内蔵する Timna の場合、このバグから逃れる術がなく、ついに2000年(平成12年)9月に開発がキャンセルされてします。
そのハイファのデザインセンターは、同じP6アーキテクチャの延長にあり、コストパフォーマンスを追求した Pentium M で成功することになる。また、Rambus社もDDR5メモリ向けのチップセットを供給し、再起を果たしている。
主要スペック
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| メーカー | Intel |
| 生産時期 | 2003年~2008年 |
| 開発コード名 | Banias,Dothan |
| トランジスタ数 | 7000万~1億4千万 |
| 内部バス/外部バス | 32ビット/32ビット |
| CPUクロック | 900MHz~2.26GHz |
| プロセスルール | 130~90nm |
| マイクロアーキテクチャ | P6 |
| ソケット | Socket 479 |
| TDP | 27~5W |
Pentium 4シリーズの終焉
Pentium4 571
2002年(平成14年)1月、第二世代のPentiumu 4(開発コード名 Northwood)がリリースされた。最大クロック数は3.40GHz、TDPは89W、プロセスルールは130nmだった。

2004年(平成16年)1月、インテルは第三世代のPentium 4として Prescottをリリースした。プロセスルールを90nmにして、動作クロック4GHz超えを目指してキャッシュアクセスのレイテンシとパイプライン段数を増加した。
2004年(平成16年)1月、インテルは第三世代のPentium 4として Prescottをリリースした。プロセスルールを90nmにして、動作クロック4GHz超えを目指してキャッシュアクセスのレイテンシとパイプライン段数を増加した。
ところが、Prescottの漏れ電流はインテルの想定を上回ってしまった。Northwood世代の漏れ電流は全体の10%だったが、Prescottでは60%近くに達したという。その結果、消費電力がSocket 478で供給できる上限を超えてしまい、急遽、ソケットをLGA775に切り替え、信号生成回路を改善した。それでも、同クロックでは Northwood 世代の性能を下回ってしまった。
結局、Prescottの最大クロック数は3.80GHzにとどまり、TDPは115Wと、ついに100Wを超えてしまった。

漏れ電流問題は、次の世代である Tejas でも解決されず、開発中止となった。
2006年(平成18年)1月にリリースされた CedarMill はプロセスルールを65nmに微細化し、最大クロックも3.60GHzに抑えた。
これがPentium 4の最後の製品となり、インテルCPUは Core2 シリーズへと移行していく。
結局、Prescottの最大クロック数は3.80GHzにとどまり、TDPは115Wと、ついに100Wを超えてしまった。
漏れ電流問題は、次の世代である Tejas でも解決されず、開発中止となった。
2006年(平成18年)1月にリリースされた CedarMill はプロセスルールを65nmに微細化し、最大クロックも3.60GHzに抑えた。
これがPentium 4の最後の製品となり、インテルCPUは Core2 シリーズへと移行していく。
Pentium M から Core へ
2006年(平成18年)1月に発表された後継CPU(開発コード名:Yonah)は65nmプロセスで製造され、モバイル向けとして初めてデュアルコアが採用された。

このモデルからブランド名が Intel Core と変更され、ついにMacintoshにもIntel CPUが採用された。こうして、再び他の追随を許さないIntelの独走体勢を築いてゆく。
そして、この記事のタイトル通り、Pentium 4は駆逐されてしまった。
このモデルからブランド名が Intel Core と変更され、ついにMacintoshにもIntel CPUが採用された。こうして、再び他の追随を許さないIntelの独走体勢を築いてゆく。
そして、この記事のタイトル通り、Pentium 4は駆逐されてしまった。
CPUの歴史
| 発表年 | メーカー | CPU名 | ビット数 | 最大クロック |
|---|---|---|---|---|
| 1970年 | Garrett AiResearch | MP944 (軍用) | 20bit | 375KHz |
| 1971年 | インテル | 4004 | 4bit | 750KHz |
| 1974年 | インテル | 8080 | 8bit | 3.125MHz |
| 1975年 | モステクノロジー | MOS 6502 | 8bit | 3MHz |
| 1976年 | ザイログ | Z80 | 8bit | 20MHz |
| 1978年 | インテル | 8086 | 16bit | 10MHz |
| 1979年 | モトローラ | MC6809 | 8bit | 2MHz |
| 1979年 | ザイログ | Z8000 | 16bit | 10MHz |
| 1980年 | モトローラ | MC68000 | 16bit | 20MHz |
| 1983年 | NEC | V30 | 16bit | 16MHz |
| 1984年 | インテル | 80286 | 16bit | 12MHz |
| 1985年 | インテル | 80386 | 32bit | 40MHz |
| 1985年 | インテル | i960 | 32bit | 100MHz |
| 1985年 | サン・マイクロシステムズ | SPARC | 32bit | 150MHz |
| 1986年 | MIPS | R2000 | 32bit | 15MHz |
| 1987年 | ザイログ | Z280 | 16bit | 12MHz |
| 1987年 | モトローラ | MC68030 | 32bit | 50MHz |
| 1989年 | インテル | 80486 | 32bit | 100MHz |
| 1989年 | インテル | i860 | 32bit | 50MHz |
| 1991年 | MIPS | R4000 | 64bit | 200MHz |
| 1990年 | モトローラ | MC68040 | 32bit | 40MHz |
| 1993年 | インテル | Pentium | 32bit | 300MHz |
| 1994年 | IBM, モトローラ | PowerPC 603 | 32bit | 300MHz |
| 1995年 | サイリックス | Cyrix Cx5x86 | 32bit | 133MHz |
| 1995年 | AMD | Am5x86 | 32bit | 160MHz |
| 1995年 | サン・マイクロシステムズ | UltraSPARC | 64bit | 200MHz |
| 1999年 | IBM, モトローラ | PowerPC G4 | 32bit | 1.67GHz |
| 1999年 | AMD | Athlon | 32bit | 2.33GHz |
| 2000年 | インテル | Pentium 4 | 32bit | 3.8GHz |
| 2001年 | インテル | Itanium | 64bit | 800MHz |
| 2003年 | AMD | Opteron | 64bit | 3.5GHz |
| 2003年 | インテル | Pentium M | 32bit | 2.26GHz |
| 2006年 | SCE,ソニー,IBM,東芝 | Cell | 64bit | 3.2GHz |
| 2006年 | インテル | Core Duo | 32bit | 2.33GHz |
| 2006年 | インテル | Core 2 Duo | 64bit | 3.33GHz |
| 2008年 | インテル | Core i9/i7/i5/i3 | 64bit | 5.8GHz |
| 2017年 | AMD | Ryzen | 64bit | 5.7GHz |
| 2020年 | Apple | M1/M2/M3/M4 | 64bit | 3.49GHz |
| 2023年 | インテル | Core Ultra 9 / 7 / 5 | 64bit | 5.1GHz |
参考書籍
|
|
忘れ去られたCPU黒歴史 | ||
| 著者 | 大原 雄介 | ||
| 出版社 | 角川アスキー総合研究所 | ||
| サイズ | 単行本 | ||
| 発売日 | 2012年07月10日頃 | ||
| 価格 | 1,540円(税込) | ||
| ISBN | 9784048867719 | ||
参考サイト
- CPU黒歴史 夢の5GHz CPUは燃費最悪 Prescott~Tejas:ASCII.jp
- Intel Core Duo はモバイル向け初のデュアルコア:ぱふぅ家のホームページ
- Intel Core 2 Duo は 64ビットCPU:ぱふぅ家のホームページ
(この項おわり)



Pentium III や Pentium 4とはまったく違う設計思想で開発され、コアクロックがPentium 4の半分程度でも同等の処理能力を有するという。
一方、消費電力はPentium Mが20W程度なのに対し、Pentium 4は80W~200Wである。Pentim Mでは、アイドル時に数Wまで消費電力を落とすこともできる。