有馬温泉には温泉むすめが2人‼

2021年11月20日 撮影
有馬温泉
有馬温泉
有馬温泉(兵庫県神戸市北区有馬町)は、道後温泉、白浜温泉と並ぶ日本三古湯 (さんことう) の1つ。
写真は、有馬温泉街の中心部にある赤い欄干で有名なねね橋。有馬温泉を度々訪れた豊臣秀吉のために、正室ねね(北政所)は有馬温泉に別邸を構えた。
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鼓ヶ滝
鼓ヶ滝
大己貴命 (おおなむちのみこと) (大国主命)と少彦名命 (すくなひこなのみこと) が、湯を浴び傷を癒す3羽のカラスの様子を見て、有馬温泉を発見したと伝えられている。『日本書紀』に、631年に舒明天皇が約3か月滞在したことが初めて記される。清少納言も『枕草子』で有馬温泉に触れている。

有馬温泉街の南、六甲山の麓の鬱蒼とした森林の中に、高さ8メートルの鼓ヶ滝 (つづみがたき) がある。滝壺に落ちる水音が岩に反響して鼓のように響いくことから、この名が付いた。
周囲は公園として整備されており、森林浴のスポットとなっている。
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瑞宝寺公園
瑞宝寺公園
瑞宝寺 (ずいほうじ) は明治初期に廃寺になったが、神戸市が1951年(昭和26年)に瑞宝寺公園として整備した。温泉街で最も高い標高500メートルに位置する。

紅葉のスポットで、有馬温泉を度々訪れた豊臣秀吉は「いくら見ても飽きない」と言ったと伝えられている。
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有馬稲荷神社
有馬稲荷神社
有馬稲荷神社(兵庫県神戸市北区有馬町1745)は、有馬温泉街と六甲山の間に位置する射場山の中腹に位置する。温泉街から坂道を登ると、朱塗りの鳥居が見える。

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有馬稲荷神社
有馬稲荷神社
さらに階段を昇って神社へ向かう。

7世紀前半、舒明天皇や孝徳天皇が有馬温泉に行幸された折に有馬行宮が造営され、その守護神として祀られたことが有馬稲荷神社のはじまりとされる。
皇室の崇拝を集め、再建を重ねながら、1868年(慶応4年)に有栖川宮織仁親王の令旨を受けて永世宮家祈願所となった。
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銀泉の炭酸泉源 - 有馬温泉
銀泉の炭酸泉源
有馬温泉から大阪府高槻市内までの約55kmにわたり、有馬-高槻断層帯が延びている。透水性の高い断層破砕帯を流路として塩分濃度の高い温泉水が噴出しており、マグマの活動とは無関係に、フィリピン海プレートに取り込まれた海水が南海トラフに沈み込む過程で染み出たものと考えられている。

含鉄塩化物泉は空気に触れると赤く着色することから金泉 (きんせん) 、透明なお湯は銀泉 (ぎんせん) と呼ばれ、いずれも有馬温泉旅館協同組合の登録商標となっている。銀泉は、泉源により成分は若干異なるが、炭酸やラジウムを多く含む。
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銀泉の炭酸泉源 - 有馬温泉
銀泉の炭酸泉源
銀泉の炭酸泉源は、18.6度という低温の単純二酸化炭素泉。動物や昆虫が飲んで死んでしまう様子から、以前は毒水と恐れられていたが、1873年(明治6年)に鉱泉と確認された。
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炭酸泉源 - 有馬温泉
炭酸泉源
1875年(明治8年)には内務省司薬場 (しやくじょう) によって飲料水としても優れていることが判明した。1886年(明治19年)、地元有志が雨露を防ぐよう、泉源の上に上屋を建築した。
この泉の水を瓶に入れて蓋をしても鉄砲のように蓋が飛んでしまうことから、「鉄砲水」とも呼ばれていた。
1890年(明治23年)、この炭酸鉱泉水を仁王印ウォーターの名で発売した。日本初のサイダーである。

上屋の前には飲泉できる蛇口がある。
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温泉寺 - 有馬温泉
温泉寺
温泉寺 (おんせんじ) (兵庫県神戸市北区有馬町1643)は、温泉街にある黄檗宗 (おうばくしゅう) の寺院。742年(天平14年)、行基によって開かれたという。
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銀の湯 - 有馬温泉
銀の湯
銀の湯は、銀泉を利用した外湯(公衆浴場)。2022年(令和4年)3月1日にリニューアル・オープンした。
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金の湯 - 有馬温泉
金の湯
金の湯は、金泉を利用した外湯(公衆浴場)。湧き出す際は無色透明だが、お湯に包まれた鉄分が空気に触れて金(茶褐)色に濁る。
海水よりはるかに塩分濃度が高く、その塩分が肌に薄い皮膜を作り体を芯から温めるので湯冷めしにくく、関節痛や冷え性の改善の効能があるという。
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金の湯 - 有馬温泉
金の湯
金の湯には、無料で利用できる「太閤の飲泉場」と「足湯」も併設しえいる。ただし、金泉は飲用に適さないため、飲泉場のお湯は金泉ではなく銀泉のナトリウム塩化物泉となっている。
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有馬輪花 - 有馬温泉
有馬輪花
有馬輪花 (ありま りんか) は、有馬温泉の温泉むすめの姉。2月17日生まれの水瓶座。血液型はAB型。有馬温泉特別観光大使、神戸市公認キャラクターにも就任している。妹の有馬楓花 (ありま ふうか) を溺愛しているという設定。

1つの温泉に2人の温泉むすめがいるのは有馬温泉だけだ。

交通アクセス

【鉄道】
  • 神戸電鉄有馬線「有馬温泉駅」から徒歩
  • 六甲有馬ロープウェー「有馬温泉駅」から徒歩
行き方ナビ
出発地の最寄駅:

目的地:
有馬温泉 関連

参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
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