
東大寺南大門金剛力士 阿形

東大寺南大門金剛力士 吽形

六波羅蜜寺の空也上人像
六波羅蜜寺の空也上人像は、13世紀中頃、運慶四男・康勝の作で、空也上人が「南無阿弥陀仏」と唱えると6体の小さな仏様に姿を変えたという伝承を形にしたもの。重要文化財に指定されている。

慶派に代表される鎌倉彫刻は、武士の感覚を採り入れ、力強く写実的で、人間性の豊かを特色としている。

慶派に代表される鎌倉彫刻は、武士の感覚を採り入れ、力強く写実的で、人間性の豊かを特色としている。
この時代の世界
(この項おわり)
2体とも像高は8メートル以上あり、着手から僅か69日で完成した。
1180年(治承4年)、宗教勢力の鎮圧にともなう火災により、東大寺や興福寺が焼失してしまう。平安時代末期のことで、再建は絶望視されていたが、翌1181年(治承5年)、後白河法皇が再建に着手する。奥州藤原氏は西行を派遣し、資金面でこれを支援した。