
箱根海賊船(神奈川県足柄下郡箱根町元箱根164)は、芦ノ湖で運行する観光船で、1630年代のフランス船セント・フィリップス号を模して作られたパイオニア号が1964年(昭和39年)3月に就航した。
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私たちが子どもの頃には大人気であったが、いまは海外からの観光客も多く乗船する。2013年(平成25年)の輸送人員は約182万人で、1990年代には約7万〜8万人だった外国人客が約36万人に増加している。

写真は、2019年(平成31年)4月まで運行していたバーサ。
全長35.67メートル、全幅10.0メートル、総トン数308トン、定員650名、うち特別船室152名と、もっとも大きな海賊船だった。

写真は、2019年(平成31年)4月まで運行していたバーサ。
全長35.67メートル、全幅10.0メートル、総トン数308トン、定員650名、うち特別船室152名と、もっとも大きな海賊船だった。

こちらは、18世紀にイギリスで建造され数々の歴史的な海戦で活躍し、現在も記念艦として保存、展示されているイギリス国民のシンボル的な戦艦ビクトリーをモデルにしたビクトリー。2007年(平成19年)3月に就航した。


海賊船長が、腕組みをして芦ノ湖を見つめている。

イングランド女王・エリザベス1世(在位1558~1603年)の時代、財政難を補うため、私掠免許状を与え、スペインの貿易船からの略奪を許可していた。こうした海賊の中から成り上がったキャプテン・ドレークは、1588年(天正16年)、スペインの無敵艦隊を破り、イギリスが海上国家へ発展する足がかりとなった。

イングランド女王・エリザベス1世(在位1558~1603年)の時代、財政難を補うため、私掠免許状を与え、スペインの貿易船からの略奪を許可していた。こうした海賊の中から成り上がったキャプテン・ドレークは、1588年(天正16年)、スペインの無敵艦隊を破り、イギリスが海上国家へ発展する足がかりとなった。

芦ノ湖といえば、毎年1月2日~3日開催される箱根駅伝の往路ゴール・復路スタート地点として有名だ。
芦ノ湖の湖畔には、2005年(平成17年)3月に開館した箱根駅伝ミュージアム(神奈川県足柄下郡箱根町箱根167)がある。富士屋ホテルが運営している。

日本人初のオリンピック選手となった日本のマラソンの父、金栗四三は、1919年(大正8年)10月、埼玉県鴻巣の小学校運動会に審判として招かれ、日本の長距離選手をアメリカ大陸横断駅伝で育成できないかと考えた。
芦ノ湖の湖畔には、2005年(平成17年)3月に開館した箱根駅伝ミュージアム(神奈川県足柄下郡箱根町箱根167)がある。富士屋ホテルが運営している。

日本人初のオリンピック選手となった日本のマラソンの父、金栗四三は、1919年(大正8年)10月、埼玉県鴻巣の小学校運動会に審判として招かれ、日本の長距離選手をアメリカ大陸横断駅伝で育成できないかと考えた。

写真は、往路ゴール・復路スタート地点。普段は、足の湖畔に面した静かなT字路だが、駅伝の日には選手と観客で溢れかえる。

往路ゴール・復路スタート地点にある石碑。

金栗は、ロッキー山脈の走破を見据え、予選会として東京~箱根間の駅伝を計画。大学や新聞社を回って協力を訴え、1920年(大正9年)2月14日、第1回大会に漕ぎ着ける。
結局、アメリカ大陸横断駅伝への参加は実現しなかった。太平洋戦争中に中断はあったものの、2019年(平成31年)には第95回大会が開催されている。

読売新聞東京本社ビルからここまで、往路107.5km、復路109.kmの計217.1kmで争われる。

金栗は、ロッキー山脈の走破を見据え、予選会として東京~箱根間の駅伝を計画。大学や新聞社を回って協力を訴え、1920年(大正9年)2月14日、第1回大会に漕ぎ着ける。
結局、アメリカ大陸横断駅伝への参加は実現しなかった。太平洋戦争中に中断はあったものの、2019年(平成31年)には第95回大会が開催されている。

読売新聞東京本社ビルからここまで、往路107.5km、復路109.kmの計217.1kmで争われる。

全体が5区間(往復で10区間)に分かれており、それぞれ1名の選手が走る。出場校は20校で、これとは別に出場校以外の競技者による関東学生連合チームが参加する。

往路の最終第5区は、小田原中継所から芦ノ湖までの20.8kmで、俗に「山上り」と呼ばれ、標高差864メートルを駆け上がる。相当な脚力とスタミナが要求され、この区間で優秀な成績を修めた選手は「山の神」の称号を贈られる。2005年(平成17年)の第81回大会で、順天堂大学の今井正人選手が11人抜きと区間新記録を樹立。実況アナウンサーが「山の神が降臨しました」と語ったことが、山の神の由来となっている。

往路の最終第5区は、小田原中継所から芦ノ湖までの20.8kmで、俗に「山上り」と呼ばれ、標高差864メートルを駆け上がる。相当な脚力とスタミナが要求され、この区間で優秀な成績を修めた選手は「山の神」の称号を贈られる。2005年(平成17年)の第81回大会で、順天堂大学の今井正人選手が11人抜きと区間新記録を樹立。実況アナウンサーが「山の神が降臨しました」と語ったことが、山の神の由来となっている。
交通アクセス
【鉄道】
- 箱根湯本駅から箱根登山バス、約34分「桃源台」バス停下車
- 新宿駅西口から小田急箱根高速バスで約2時間15分「箱根桃源台」バス停下車
参考サイト
- 芦ノ湖:旅ぐるたび
- 箱根海賊船
- 箱根駅伝
- 箱根駅伝ミュージアム
- 箱根芦ノ湖 海賊船に乗船:古寺とお城の旅日記
- 雨の箱根芦ノ湖畔と箱根水族館:「歴史の旅&外出」の記録
- 箱根海賊船の割引券とクーポン入手方法:全国レジャー施設割引情報
近隣の情報
- 芦ノ湖で海賊船に乗る:ぱふぅ家のホームページ
- 大涌谷で黒たまごを食す:ぱふぅ家のホームページ
- 強羅駅はスイスをイメージした山小屋風の駅:ぱふぅ家のホームページ
- 芦ノ湖から富士山を望む:ぱふぅ家のホームページ
- 箱根関所は「入り鉄砲に出女」を取り締まった:ぱふぅ家のホームページ
- 箱根から芦ノ湖を望む:ぱふぅ家のホームページ
- 御殿場駅は富士山・箱根への玄関口:ぱふぅ家のホームページ
- 塔ノ沢駅とあじさい:ぱふぅ家のホームページ
- 箱根湯本駅は箱根観光の玄関口:ぱふぅ家のホームページ
- 早川駅から石橋へ:ぱふぅ家のホームページ
- 西村京太郎記念館のジオラマで事件が:ぱふぅ家のホームページ
- 三島駅は JR東海と伊豆箱根鉄道が中でつながっている:ぱふぅ家のホームページ
- 三嶋大社は伊豆諸島の神を祀る:ぱふぅ家のホームページ
- 楽寿園の菊まつり:ぱふぅ家のホームページ
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- 秋田農園でイチゴ狩り:ぱふぅ家のホームページ
- 伊豆多賀駅でお花見:ぱふぅ家のホームページ
- 沼津港大型展望水門「びゅうお」は日本最大:ぱふぅ家のホームページ
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- 地上30メートル連絡橋まるで海の上。来場200万人突破の巨大水門(2022年5月21日)
- ツバキ咲く山寺に皇女和宮の立像(2022年3月29日)
(この項おわり)