西暦1914年 - パナマ運河開通

10年以上の歳月をかけ開通
パナマ運河
パナマ運河(Panama Canal)は、太平洋と大西洋(カリブ海)を連絡する閘門式 (こうもんしき) の海洋運河だ。中央アメリカ南東部のパナマ地峡にあり、7万5000人以上の作業者が10年以上の歳月をかけ、1914年(大正3年)に開通した。
カリブ海岸のコロンから人造湖ガツン湖を経て太平洋岸のバルボアに通じる。
船の通過所要時間は8時間。複線6対の閘門をもち,長さは両大洋の深海面から約81km、両海岸線間では約65kmあり、水路底幅は最短90メートル、深さは最低13メートルとなっている。

運河がつくられるまで、ニューヨークからサンフランシスコへ向う船は、東海岸を南下した後、南アメリカの大西洋岸にそってさらに南下し、南アメリカ大陸の先端ホーン岬を回って北上しており、2万900km以上の距離を航行しなければならなかった。パナマ運河のおかげで、この航行は約1万2500kmに短縮された。
パナマ運河 を通過できる船の最大サイズをパナマックスと呼ぶ。
世界で最も有名な豪華客船「クイーン・エリザベス」は、パナマ運河を通過するために全幅32メートルと細身の船体となっている。

2007年(平成19年)9月から54億ドルをかけて拡張工事が始まり、既存の往復2つのレーンに加え、第3レーンが建設され、2016年(平成28年)6月に完成した。大型の閘門をもうけるなどして、従来は総トン数65,000トンの通行が限界だったが、その3倍近いの大型船が通行できるようになった。第3レーンの最大サイズをニューパナマックスと呼ぶ
項目 パナマックス ニューパナマックス
全長 294.1m 366.0m
全幅 32.3m 49.0m
喫水 12.0m 15.2m
最大高 57.91m 57.91m

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参考書籍

表紙 パナマ運河 百年の攻防
著者 山本厚子
出版社 藤原書店
サイズ 単行本
発売日 2011年02月
価格 3,456円(税込)
rakuten
ISBN 9784894347847
 
(この項おわり)
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