西暦1801年 - 小惑星(準惑星)ケレスの発見

2006年、準惑星に
準惑星ケレス
準惑星ケレス
1801年1月1日、シチリア島にあるパレルモ天文台の台長ジュゼッペ・ピアッツィ小惑星ケレス(セレス)を発見する。
その後、太陽に近づいたため行方が分からなくなったが、ドイツの数学者カール・フリードリヒ・ガウスが観測結果から天体の軌道を求める効果的な軌道計算法を編みだし、同年12月31日、フランツ・フォン・ツァハハインリヒ・オルバースらにより再発見された。
ジュゼッペ・ピアッツィ
ジュゼッペ・ピアッツィ
ケレスは、チチウス-ボーデの法則の n = 3 で導かれる結果に近い軌道だったことから、発見当時は新しい惑星と考えられた。
ところが、翌1802年にパラスが、1804年にジュノー、1807年にベスタが、同じような位置に小天体が続々と発見され、惑星にしては小さすぎる(半径が最小の惑星である水星の5分の1しかない)などから小惑星と呼ばれるようになった。そして、2006年にIAU総会で決まった定義により、準惑星として扱われることになった。

ケレスは直径約950kmで、火星と木星の間の小惑星帯を4.61年かけて1周する。
2006年にIAU総会で決まった定義により、準惑星として扱われることになった。
パレルモ天文台
パレルモ天文台
パレルモ天文台は、9世紀にシチリア島を支配していたアラブ人たちが建設をはじめノルマン王朝が完成させたノルマンニ宮殿が、その中にあるアラブ・ノルマン・ビザンティンの各様式の混合様式が混じり合ったパラティーナ礼拝堂の一角に、1790年に設立された。
当時、辺境地で働く天文学者をいなかったのだが、天文学会では目立った業績を残していなかった中年の数学者ピアッツィが初代台長に抜擢された。天文台は、最新鋭の観測機器を購入し、ヨーロッパ本土と変わらないレベルの観測能力を整えた。
ハインリヒ・オルバース
ハインリヒ・オルバース
ケレスを再発見したオルバースは、ドイツの医師を本業とするアマチュア天文学者。「宇宙が膨張しておらず無限の大きさを持っているとすれば、無限遠方まで見ればどの方向を見ても星が空を覆い尽くして空の表面輝度は星の表面と同じになり、空は夜でも昼間のように明るいはずだが実際にはそうなっていない」というオルバースのパラドックスに名前を残した人物であるが、1823年にオルバースが発表するよりも80年早く、スイスの天文学者ジャン=フィリップ・ロワ・ド・シェゾーが示していた。

参考書籍

表紙 三体問題 天才たちを悩ませた400年の未解決問題
著者 浅田 秀樹
出版社 講談社
サイズ 新書
発売日 2021年03月18日頃
価格 1,100円(税込)
ISBN 9784065228449
3つの天体の運動は一般化できるのか?2つの天体の運動は、ニュートンの万有引力の法則で知ることができる。しかし、それが3つになると!?オイラーやラグランジュによって、特殊な条件下での「三体問題」の解は発見されたが、その一般解を見つけることはできなかった…。その数世紀にわたる未解決問題と科学者たちとの格闘は、のちにカオス理論やさまざまな天文学へと発展していく!
 
表紙 太陽系の謎を解く
著者 NHK「コズミックフロント」制作班/緑 慎也
出版社 新潮社
サイズ 全集・双書
発売日 2022年06月23日頃
価格 1,760円(税込)
ISBN 9784106038846
太陽系の「履歴書」を書き換える壮大な探査の旅へー極地で1兆トンの氷が観測され、金星では海の痕跡が見つかった。土星の衛星エンケラドスからは美しい間欠泉が噴き出し、冥王星にはハート型の窒素の氷河が…。探査機ボイジャーの打ち上げから45年。次々と明らかになってきた、まったく新しい「太陽系」の姿とはー。NHKの人気番組に最新の知見を加えて描く宇宙研究の現在地。
 

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