
1575年(天正3年)6月29日(天正3年5月21日)、長篠城の西方、設楽原で、織田信長・徳川家康連合軍3万8,000人と武田勝頼軍1万5,000人が衝突し、長篠の戦いが起きる。
連合軍は3,000丁の鉄砲を用意し、当時最強と呼ばれた武田の騎馬隊は成すすべも無く殲滅させられたとされる。鉄砲が初めて効果的に使われ、以後の戦術・戦法に大きな影響を及ぼした戦いとして有名である。

当時の火縄銃は、弾を込めてから発射するまで30秒を要した。そこで織田軍は、鉄砲隊を1番隊、2番隊、3番隊に分け、10秒ごとに発射できるように工夫したといわれる。

最近の研究では、鉄砲の威力は限定的で、織田・徳川連合軍が設楽原に強固な陣城を築き、これを攻めあぐねたために武田軍が敗退したとも考えられている。

当時の火縄銃は、弾を込めてから発射するまで30秒を要した。そこで織田軍は、鉄砲隊を1番隊、2番隊、3番隊に分け、10秒ごとに発射できるように工夫したといわれる。

最近の研究では、鉄砲の威力は限定的で、織田・徳川連合軍が設楽原に強固な陣城を築き、これを攻めあぐねたために武田軍が敗退したとも考えられている。
設楽原付近の地図

参考書籍
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「長篠・設楽原の戦い」鉄炮玉の謎を解く | ||
著者 | 小和田哲男/宇田川武久 | ||
出版社 | 黎明書房 | ||
サイズ | 単行本 | ||
発売日 | 2017年10月 | ||
価格 | 2,200円(税込) | ||
ISBN | 9784654076574 | ||
「長篠・設楽原の戦い」に使われた鉄炮玉の鉛同位体比の測定により、鉛の産地が日本だけでなくタイや中国に及んでいることを解明。あわせて分析結果の詳細なデータを公表。鉄炮玉の秘伝書『玉こしらへの事』の分析・解読から、玉に細工をし撃った先で玉が二つに分かれる「二つ玉」等、戦国期の玉に施された工夫の数々を紹介。地元鉄砲隊の協力のもと、実際の火縄銃を使って『信長公記』の記述「鉄炮を以て散々ニ」の実態を検証。古戦場跡で発見された鉄炮玉の場所、来歴、大きさ等の報告を収録。 | |||
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長篠・設楽原の合戦 歴史を変えた日本の合戦 | ||
著者 | 加来耕三/すぎたとおる | ||
出版社 | ポプラ社 | ||
サイズ | 全集・双書 | ||
発売日 | 2007年11月 | ||
価格 | 1,100円(税込) | ||
ISBN | 9784591097977 | ||
常勝武田軍を完敗させた信長発案の新機軸の戦い。 | |||
この時代の世界
(この項おわり)