
そこでオランダは、14の当座会社を統合し、国王を総裁にして軍事・外交・行政の特権をも持たせた株式会社組織として東インド会社をスタートさせた。こうすれば出資者のリスクは分散されることになり、組織が安定し、人材も集まるようになる。
また、金より高いと言われた東方の香辛料の価格を安定させるため、事前に価格を決めておく先物取引が誕生した。

なお、1604年にはフランスも東インド会社を設立している。
また、金より高いと言われた東方の香辛料の価格を安定させるため、事前に価格を決めておく先物取引が誕生した。

なお、1604年にはフランスも東インド会社を設立している。
この時代の世界
(この項おわり)
当時の貿易は、1つの航海毎に「座」を開いて出資金をつのる「当座会社」が運営に当たっていた。しかし、貿易船が沈んだりすると資金の回収ができなくなる博打のようなものであった。