西暦1591年 - 千利休、切腹

境商人の凋落
千利休
天正19年(1591年)2月28日、豊臣秀吉 (とよとみひでよし) の怒りを買った茶人・千利休 (せんのりきゅう) が切腹する。

茶人であり、堺の商人の元締め的存在であった千利休は、織田信長 (おだのbなが) や豊臣秀吉の茶頭として高い評価を得ていた。しかし、天下人となった秀吉にとって、次第に利休や境商人の存在が邪魔になっていた。
天正15年(1587年)、秀吉は京都・北野で大規模な茶会を催すことになり、利休や堺商人が準備に奔走した。ところが秀吉は突然茶会を中止し、利休らの面目は丸つぶれになる。
さらに秀吉は、堺の町を守る壕を埋め立てた。

天正18年(1590年)、秀吉は、小田原の北条攻めに同行していた利休の弟子、山上宗二 (やまのうえそうじ) を処刑する。
これに怒った利休は秀吉に意見するが、逆に、天正19年(1591年)2月13日、謹慎させられる。
秀吉が利休が詫びることを求めたが、利休はかたくなな姿勢を崩さず、ついに切腹させられる。

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参考書籍

表紙 千利休101の謎 知られざる生い立ちから切腹の真相まで
著者 川口素生
出版社 PHP研究所
サイズ 文庫
発売日 2009年08月
価格 668円(税込)
rakuten
ISBN 9784569672991
侘び茶を大成し、茶道千家流の始祖となった、千利休。信長、秀吉という二人の天下人に仕えた彼の人生は、映画・小説として度々取り上げられるものの、その実像は多くの謎に包まれている。本書は、利休ファンならずとも気になるあの謎この謎を徹底検証。「利休が国宝級の花入を作ったのは本当か?」「利休は、茶道具売買で暴利を貪っていた!?」など、驚きのエピソード満載の一冊。
 
表紙 小説千利休 秀吉との命を賭けた闘い
著者 童門冬二
出版社 PHP研究所
サイズ 文庫
発売日 1999年02月
価格 575円(税込)
rakuten
ISBN 9784569572420
「この“にじり口”から茶室に入れば、あなたは一人の人間になります」-利休の言葉に、秀吉は激しく反発する。「俺は、茶室に入っても、おまえとは同等ではない」と。一触即発の関係の中で日を重ね、心の溝を深めてゆく二人。そしてついに決定的な出来事が起ったー。なぜ利休は、天下人・秀吉と、それほどまでに対立したのか。その精神のありかを探り、自らの理想を貫いた男の姿を描く。
 
(この項おわり)
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