
天正15年(1587年)、秀吉は京都・北野で大規模な茶会を催すことになり、利休や堺商人が準備に奔走した。ところが秀吉は突然茶会を中止し、利休らの面目は丸つぶれになる。
さらに秀吉は、堺の町を守る壕を埋め立てた。

天正18年(1590年)、秀吉は、小田原の北条攻めに同行していた利休の弟子、山上宗二を処刑する。
これに怒った利休は秀吉に意見するが、逆に、天正19年(1591年)2月13日、謹慎させられる。
秀吉が利休が詫びることを求めたが、利休はかたくなな姿勢を崩さず、ついに切腹させられる。
さらに秀吉は、堺の町を守る壕を埋め立てた。

天正18年(1590年)、秀吉は、小田原の北条攻めに同行していた利休の弟子、山上宗二を処刑する。
これに怒った利休は秀吉に意見するが、逆に、天正19年(1591年)2月13日、謹慎させられる。
秀吉が利休が詫びることを求めたが、利休はかたくなな姿勢を崩さず、ついに切腹させられる。
この時代の世界
参考書籍
![]() |
千利休101の謎 知られざる生い立ちから切腹の真相まで | ||
著者 | 川口素生 | ||
出版社 | PHP研究所 | ||
サイズ | 文庫 | ||
発売日 | 2009年08月 | ||
価格 | 680円(税込) | ||
ISBN | 9784569672991 | ||
侘び茶を大成し、茶道千家流の始祖となった、千利休。信長、秀吉という二人の天下人に仕えた彼の人生は、映画・小説として度々取り上げられるものの、その実像は多くの謎に包まれている。本書は、利休ファンならずとも気になるあの謎この謎を徹底検証。「利休が国宝級の花入を作ったのは本当か?」「利休は、茶道具売買で暴利を貪っていた!?」など、驚きのエピソード満載の一冊。 | |||
![]() |
小説千利休 秀吉との命を賭けた闘い | ||
著者 | 童門冬二 | ||
出版社 | PHP研究所 | ||
サイズ | 文庫 | ||
発売日 | 1999年02月 | ||
価格 | 586円(税込) | ||
ISBN | 9784569572420 | ||
「この“にじり口”から茶室に入れば、あなたは一人の人間になります」-利休の言葉に、秀吉は激しく反発する。「俺は、茶室に入っても、おまえとは同等ではない」と。一触即発の関係の中で日を重ね、心の溝を深めてゆく二人。そしてついに決定的な出来事が起ったー。なぜ利休は、天下人・秀吉と、それほどまでに対立したのか。その精神のありかを探り、自らの理想を貫いた男の姿を描く。 | |||
(この項おわり)
茶人であり、堺の商人の元締め的存在であった千利休は、織田信長や豊臣秀吉の茶頭として高い評価を得ていた。しかし、天下人となった秀吉にとって、次第に利休や境商人の存在が邪魔になっていた。