
大阪城
家康は、豊臣家の財力を削ぐために方広寺を再建させた。
1614年(慶長19年)には完成した梵鐘の銘文に「国家安康」「君臣豊楽」と刻まれていたが、家康の相談役である崇伝らは、「国家安康」は家康の諱を分断し、「君臣豊楽」は豊臣家の繁栄を願い徳川家に対する呪詛が込められていると断定した。

これをきっかけに両家の対立は決定的なものになり、大阪城の豊臣軍10万と徳川幕府軍20万が衝突した。
難攻不落といわれる大阪城にあって豊臣軍は善戦し、幕府軍の兵糧にも限界があった。
12月9日、家康は兵たちに鬨の声をあげさせたり、大砲で天守を狙うなどした。これに怯えた秀頼の生母・淀殿は和睦に応じた。
講和の条件として、大阪城の外堀と内堀は埋め立てられた。
1614年(慶長19年)には完成した梵鐘の銘文に「国家安康」「君臣豊楽」と刻まれていたが、家康の相談役である崇伝らは、「国家安康」は家康の諱を分断し、「君臣豊楽」は豊臣家の繁栄を願い徳川家に対する呪詛が込められていると断定した。

これをきっかけに両家の対立は決定的なものになり、大阪城の豊臣軍10万と徳川幕府軍20万が衝突した。
難攻不落といわれる大阪城にあって豊臣軍は善戦し、幕府軍の兵糧にも限界があった。
12月9日、家康は兵たちに鬨の声をあげさせたり、大砲で天守を狙うなどした。これに怯えた秀頼の生母・淀殿は和睦に応じた。
講和の条件として、大阪城の外堀と内堀は埋め立てられた。
この時代の世界
真田幸村の足跡

真田幸村
参考書籍
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大坂の陣---豊臣氏を滅ぼしたのは誰か | ||
著者 | 相川司 | ||
出版社 | 河出書房新社 | ||
サイズ | 文庫 | ||
発売日 | 2010年11月 | ||
価格 | 836円(税込) | ||
ISBN | 9784309410500 | ||
関ヶ原の戦いから15年後、大坂冬の陣・夏の陣での真田幸村らの活躍も虚しく、大坂城の片隅で豊臣秀頼・淀殿母子は自害を遂げる。果たして豊臣氏を滅ぼしたのは、あの「腹黒い」徳川家康なのだろうか?斬新な視点で通説に挑戦し、「戦国最後の合戦」の真相に迫る、歴史推理ドキュメント。 | |||
![]() |
真田幸村と真田丸: 大坂の陣の虚像と実像 | ||
著者 | 渡邊大門 | ||
出版社 | 河出書房新社 | ||
サイズ | 全集・双書 | ||
発売日 | 2015年04月14日頃 | ||
価格 | 1,650円(税込) | ||
ISBN | 9784309624815 | ||
数多の戦国武将の中でも絶大な人気を誇る真田幸村(信繁)。これまで語られてきたその姿は真実のものなのだろうかー。真田一族の出自は?関ヶ原で敗れて蟄居中、「打倒家康」どころではなかった?借金苦に喘ぎ、酒浸りだった?真田丸を築いたのは幸村ではない?大坂の陣、そして真田丸の攻防の真相とは?史料を丁寧にひもときながら、後世に粉飾された神秘のベールを剥がすべく、実像を追求する。 | |||
![]() |
真田幸村と真田丸 | ||
著者 | |||
出版社 | 宝島社 | ||
サイズ | ムックその他 | ||
発売日 | 2015年09月 | ||
価格 | 1,078円(税込) | ||
ISBN | 9784800241757 | ||
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2016年NHK大河ドラマ「真田丸」完全読本 | ||
著者 | |||
出版社 | 産經新聞出版 | ||
サイズ | ムックその他 | ||
発売日 | 2015年12月 | ||
価格 | 1,100円(税込) | ||
ISBN | 9784819151160 | ||
大阪城付近の地図

(この項おわり)
徳川家康は1603年(慶長8年)に征夷大将軍となり、同年、孫である千姫を豊臣秀頼に輿入れさせた。その2年後には息子の秀忠に将軍職を譲り、徳川幕藩体制を盤石なものにしつつあった。
しかし、大阪の豊臣氏だけは別格扱いであり、その対応に苦慮していた。