西暦1651年 - 「リヴァイアサン」の出版

万人の万人による闘争
リヴァイアサン
イギリスの哲学者トマス・ホッブズは、1651年(慶安4年)に刊行された「リヴァイアサン」の中で、人間の自然状態を「万人の万人による闘争」であると考え、この混乱状況を避けるためには、人間が天賦の権利として持ちうる自然権をリヴァイアサンと呼ぶ政府に全部譲渡(社会契約)することが望ましいと述べた。

この頃のイギリスは、ピューリタン革命が行われたばかりで、立憲君主制への過渡期にあった。リヴァイアサンは、従来の王権神授説に代わって絶対王政を正当化する新しい理論として登場した。

ちなみにリヴァイアサンという題名は、旧約聖書に登場する海の怪物レヴィアタンの名前から取られている。

この時代の世界

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(この項おわり)
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