
最初のトランジスタ
1947年、アメリカのAT&Tベル研究所のジョン・バーディーンとウォルター・ブラッテンは、ゲルマニウム結晶上で近くに立てた2本の針の片方に電流を流すと、もう片方に大きな電流が流れるという現象を発見した。最初のトランジスタである点接触型トランジスタの発見である。
研究チームのリーダーだったウィリアム・ショックレーはその可能性に気づき、その後数か月間に研究を重ね、3人の連名で1948年6月30日にトランジスタの発明を発表した。1956年、3人にノーベル物理学賞が贈られた。

点接触型トランジスタは安定した動作が難しい。
ショックレーは研究を続け、1949年、機械的に安定した接合型トランジスタの理論を発表、1951年に実用化された。

点接触型トランジスタは安定した動作が難しい。
ショックレーは研究を続け、1949年、機械的に安定した接合型トランジスタの理論を発表、1951年に実用化された。
この時代の世界
(この項おわり)