2010年(平成22年)2月には新モデル Let's note B10 が登場した。
15.6型フルHD(1920×1080ドット)を搭載しながら約1.88キロと軽量。SandyBridge世代のCPU・Intel Core i5-2520Mを搭載している。
15.6型フルHD(1920×1080ドット)を搭載しながら約1.88キロと軽量。SandyBridge世代のCPU・Intel Core i5-2520Mを搭載している。
パソコンの用途は次のような感じ――。
東芝のDynaBook SSはいいのだが、CPUがやや非力である。
SONYの VAIO type Zは、たいへん魅力的な製品であるが、WindowsVista しかサポートしていない点が残念だ。WindowsXPダウングレード権を付けてほしかった。
- 無線LANでインターネットを利用する。
- 写真、ビデオ(SD映像)を編集する。
- 表示情報量は多ければ多いほどよい。
- 持ち歩くことがあるので重量は2kg以下。
- バッテリ駆動時間は2時間以上。
- WindowsXPを使いたい。
東芝のDynaBook SSはいいのだが、CPUがやや非力である。
SONYの VAIO type Zは、たいへん魅力的な製品であるが、WindowsVista しかサポートしていない点が残念だ。WindowsXPダウングレード権を付けてほしかった。
CF-Y7Dは重量こそ約1.5kgだが、写真のように片手で運ぶのは危険である。重心が、バッテリが入っている液晶ヒンジ側に偏っているため、ヒンジ側を掴むようにして持つのが無難である。
最新モデルの「CF-F8E」で持ち運び用の“ハンドル”が付いたのは、何となく頷ける。
最新モデルの「CF-F8E」で持ち運び用の“ハンドル”が付いたのは、何となく頷ける。
Let's noteシリーズには独特の「シェルドライブ」が搭載されている。
本当にこんなので大丈夫なのかというほどの“質実剛健”なメカニズムであるが、DVD-RAM/DVD-R/DVD-RW/+R/+RW/CD-R/CD-RW に対応したスーパーマルチドライブである。
ライティングソフト「B's Recorder GOLD 9 BASIC」が付属する。
本当にこんなので大丈夫なのかというほどの“質実剛健”なメカニズムであるが、DVD-RAM/DVD-R/DVD-RW/+R/+RW/CD-R/CD-RW に対応したスーパーマルチドライブである。
ライティングソフト「B's Recorder GOLD 9 BASIC」が付属する。
キーボードは防滴構造になっている。ここ10年ほどコーヒーをこぼしたことはないが、こういう機構があると安心だ。
キーボードは軽くペコペコする感じだが、ノートPCだからやむを得ない。
Let's noteシリーズ全機種には円形の「ホイールパッド」が付いている。
使いにくいことは無いのだが、私はマウスの方が疲れない。「Microsoft Wireless Notebook Presenter Mouse 8000」を愛用しているのだが、Bluetooth接続である。CF-Y7DはBluetoothを内蔵していないので、Bluetoothアダプタ「PTM-UBT3S」を付けている。これで2つしかないUSBポートの1つが埋まってしまう。USBポートは3つ欲しかった。
キーボードは軽くペコペコする感じだが、ノートPCだからやむを得ない。
Let's noteシリーズ全機種には円形の「ホイールパッド」が付いている。
使いにくいことは無いのだが、私はマウスの方が疲れない。「Microsoft Wireless Notebook Presenter Mouse 8000」を愛用しているのだが、Bluetooth接続である。CF-Y7DはBluetoothを内蔵していないので、Bluetoothアダプタ「PTM-UBT3S」を付けている。これで2つしかないUSBポートの1つが埋まってしまう。USBポートは3つ欲しかった。
直販だと天板のカラーが選べるようだが、基本性能が“質実剛健”だから、そのままの色でいい。製品が入っている箱も、Appleとは逆の意味で“シンプル”である。
これだけ“質実剛健”で、長年デザインも変わっていないのだから、価格はどうにかならないものだろうか(繰り返しになるが‥‥)。
購入直後には WindowsVista(SP1) が入っているのだが、迷わず WindowsXP(SP2) にダウングレードした。ダウングレード用DVD-ROMが入っており、最小の手順でドライバから付属ソフトまですべて入れ替えてくれる。また、パーティションサイズの変更も可能。ただし、インストールに1時間ほどかかる。
これだけ“質実剛健”で、長年デザインも変わっていないのだから、価格はどうにかならないものだろうか(繰り返しになるが‥‥)。
購入直後には WindowsVista(SP1) が入っているのだが、迷わず WindowsXP(SP2) にダウングレードした。ダウングレード用DVD-ROMが入っており、最小の手順でドライバから付属ソフトまですべて入れ替えてくれる。また、パーティションサイズの変更も可能。ただし、インストールに1時間ほどかかる。
項目 | 仕様 | コメント |
---|---|---|
OS | Windows Vista Business (SP1) Windows XP (SP2) ダウングレード権 |
WindowsXPで利用している。速い。 |
CPU | Intel Core2 Duo 低電圧版 L7800 2GHz, FSB800MHz, 2次キャッシュ4MB |
一般的なモバイルPCに比べるとかなり速い。 ファンコントローラが付き、CPU負荷が20~30%以上にならないとファンが回らないように設定できる。静か。 |
チップセット | Mobile Intel GM965 Express | ゲーム用途には不向き。ネットゲームも無理。 |
メインメモリー | 1GB DDR2 SDRAM 最大2GB(空きスロット×1) |
購入当初から2GBに拡張。 WindowsXPのメモリ消費が500MB前後なので快適。 |
ビデオメモリー | メインメモリーと共用(251~384MB) | |
ハードディスク | 120 GB Serial ATA, 5400RPM, 2.5インチ |
Cドライブに40GB、残りをDドライブに割り当て。 MyDocumentsなどデータはDドライブに設定。 |
光学式ドライブ | スーパーマルチドライブ内蔵 | DVD-Rの書き込みは4倍速。書き込みながらネットサーフィンしても書き込み失敗することはない。 |
液晶ディスプレイ | SXGA+(1400×1050ドット) 14.1型TFTカラー液晶 ノングレアタイプ |
ともかく広い。 バックライトは従来機よりかなり明るいが、やや青みがかっている。 ノングレアタイプであり写り込みが少ない。 |
外部ディスプレイ出力(アナログ) | 最大1600×1200ドット,約1677万色 本体と同時出力時は最大1400×1050ドット,約1677万色 |
マルチディスプレイを組むことができる。 |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g 準拠 (WPA-AES/TKIP対応、Wi-Fi準拠) |
感度はいい方だと思う。 Bluetoothも欲しいところだ。 |
有線LAN | 1000BASE-T / 100BASE-TX / 10BASE-T | |
モデム | 内蔵 データ:56 kbps(V.90) FAX:14.4 kbps ボイス非対応 |
ほとんど使わない機能だ。 |
サウンド機能 | PCM音源 ステレオスピーカー内蔵 |
|
セキュリティチップ | TPM(TCG V1.2準拠) | |
PCカードスロット | PCカード(TYPE II )×1スロット | |
SDメモリー | SDメモリーカード×1スロット(SDHCメモリーカード対応 / 著作権保護技術対応) | デジカメやビデオのデータを取り込むのに便利。 |
インターフェース | USBポート×2(USB2.0) モデムコネクター(RJ-11) LANコネクター(RJ-45) 外部ディスプレイコネクター(アナログRGB ミニD-sub 15ピン) ミニポートリプリケーターコネクター(専用50ピン) |
USBポートは3つ以上欲しいところ。 頻繁に持ち出す場合はミニポートリプリケータが便利(仕事では愛用している)。 |
音声 | マイク入力端子(ステレオミニジャックM3[プラグインパワー対応]) オーディオ出力端子(ステレオミニジャックM3) |
|
消費電力 | 最大約60W | |
バッテリー駆動時間 | 約8時間 | ともかく長い。 バッテリー寿命を長くするエコモードでは80%までしか充電しないが、それでも十分。 |
バッテリー充電時間 | 約5時間(電源OFF時) 約6.5時間(電源ON時) |
充電時間も長い。急速充電機能があるとありがたい。 |
外形寸法(突起部除く) | 幅309.6 mm×奥行245.5 mm×高さ28 mm/44.5 mm(前部/後部) | |
質量(バッテリーを含む) | 約1.51kg | 軽いのだが、重心が液晶のヒンジ側(バッテリがあるところ)に偏っている。 |
付属ソフト | B's Recorder GOLD9 BASIC B's CLiP 7 Win DVD 8 DVD-MovieAlbumSE 4.5 B's DVD Professional 2 |
必要最低限のソフトしか入っていない感じ。 |
ディスプレイの修理
2010年(平成22年)10月、液晶ディスプレイが真っ暗になってしまった。
2,3日前から画面がちらつくなどの予兆はあったのだが、バックライトが切れてしまったようだ。いままで数多くのPCを使ってきたが、こんな故障は初めてである。
Panasonicの修理相談窓口に電話し、宅配修理サービスを申し込む。
修理見積をしてもらったところ、インバーターとディスプレイの交換で8万円弱とのこと――高い! ローエンドのノートPCなら1台買えてしまう値段だ。
しかし、同クラスの解像度と重量のノートPCが販売されていないので、修理して使い続けることを選択。
送ってから5日で修理が上がってきた。
2,3日前から画面がちらつくなどの予兆はあったのだが、バックライトが切れてしまったようだ。いままで数多くのPCを使ってきたが、こんな故障は初めてである。
Panasonicの修理相談窓口に電話し、宅配修理サービスを申し込む。
修理見積をしてもらったところ、インバーターとディスプレイの交換で8万円弱とのこと――高い! ローエンドのノートPCなら1台買えてしまう値段だ。
しかし、同クラスの解像度と重量のノートPCが販売されていないので、修理して使い続けることを選択。
送ってから5日で修理が上がってきた。
参考サイト
- Let's note CF-Y7D:Panasonic
関連ガジェット
- Bluetoothアダプタ「PTM-UBT3S」
- Microsoft Wireless Notebook Presenter Mouse 8000
- ATOK定額制サービス
- セキュリティソフト「Norton 360」
- ビデオ編集ソフト「Ulead VideoStudio」
- USBハブ「USB-HUB218」
- ノートPC用ゲル冷却シート「SX-A4L02」
Panasonic Let's noteシリーズ (2011年9月現在)
→Let's noteシリーズ公式サイト
名称 | Let's note B10 | Let's note S10 | Let's note N10 | Let's note J10 | Let's note C1 | |
---|---|---|---|---|---|---|
型式 |
||||||
写真 |
||||||
発売時期 |
2011年9月 |
2011年5月 |
||||
基本ソフト |
Windows 7 Professional 64ビット/32ビット(WindowsXPモード搭載)
|
|||||
CPU |
Intel Core i5-2540M (2.6 GHz/最大 3.3 GHz) |
Intel Core i5-2410M (2.3 GHz/最大 2.9 GHz) |
Intel Core i5-2520M (2.5 GHz/最大 3.2 GHz) |
|||
チップセット |
モバイル インテル QM67 Express |
モバイル インテル HM65 Express |
モバイル インテル QM67 Express |
|||
グラフィック |
インテル HD グラフィックス 3000(CPUに内蔵) |
|||||
表示 |
15.6型 1,920×1,080ドット |
12.1型 1,280×800ドット |
10.1型 1,366×768ドット |
12.1型 1,280×800ドット (タッチパネル) |
||
主記憶 |
4Gバイト(最大8Gバイト) |
|||||
補助記憶装置 |
HDD 640Gバイト |
SSD 128GB |
HDD 320GB |
|||
光学ドライブ |
スーパーマルチドライブ |
なし |
||||
ネットワーク |
有線LAN(1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T) 無線LAN(IEEE802.11a/b/g/n) |
有線LAN(1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T) 無線LAN(IEEE802.11a/b/g/n) WiMAX(IEEE802.16e-2005準拠) |
||||
Bluetooth |
なし |
Ver.2.1+EDR/Class2 |
||||
インタフェース |
USB 3.0×1 USB 2.0×2 |
USB 2.0×3 |
||||
マイク入力×1,ヘッドホン出力×1,アナログディスプレイ(ミニD-sub)×1 |
||||||
HDMI出力×1 |
なし |
|||||
メモリーカードスロット |
SD/SDHC/SDXC ×1 |
|||||
PCカードスロット |
なし |
1 |
1 |
なし |
1 |
|
バッテリ駆動時間 |
約6時間 |
約16.5時間 |
約16.5時間 |
約12.5時間 |
約13時間 |
|
本体サイズ |
W D H |
370.8 229 31.4~43.2mm |
282.8 209.6 23.4~41.4mm |
282.8 209.6 23.4~41.4mm |
251.9 171.7 27.3~35.1mm |
299.2 226.5 30.6~44.3mm |
本体重量 |
約1.88kg |
約1.34kg |
約1.28kg |
約0.99kg |
約1.46kg |
|
MicrosoftOffice搭載モデル |
あり (CF-B10EWHDR) |
あり (CF-S10EYPDR) |
なし |
あり (CF-J10UYNHR) |
なし |
|
ブラックモデル |
なし |
あり (CF-S10EYBDR) |
なし |
|||
Intel Core i7-2640M (2.8 GHz/最大 3.5 GHz) |
- |
|||||
SSD 256Gバイト |
SSD 256Gバイト/ HDD 750Gバイト |
SSD 256Gバイト |
SSD 256Gバイト |
- |
||
Blu-ray ドライブ |
搭載 |
- |
- |
- |
||
Bluetooth Ver.2.1+EDR |
- |
これまでお世話になったコンピュータ
- 1978年:カシオ FX-31
- 1979年:カシオ FX-502P
- 1981年:カシオ FX-602P
- 1983年:シャープ PC-1255
- 1984年:シャープ MZ-1500
- 1985年:シャープ MZ-2521
- 1989年:東芝 J-3100SS
- 1990年:東芝 J-3100GS
- 1991年:エプソン PC CLUB
- 1995年:NEC PC-9801BX3
- 1995年:アップル Performa 5220
- 2001年:アップル PowerBook G4
- 2003年:富士通 FMV LIFEBOOK 7140MR4
- 2006年:アップル MacBook
- 2008年:パナソニック Let's note CF-Y7D
- 2008年:アップル MacBook
- 2008年:ソーテック C101B4
- 2012年:Panasonic Let's note CF-SX1
- 2013年:アップル MacBook Pro 13インチ
- 2013年:アップル MacBook Pro 15インチ
- 2014年:アップル iMac 27インチ
- 2015年:カシオ fx-JP900
- 2018年:Panasonic Let's note CF-SZ6
- 2019年:アップル MacBook Pro 13-inch 2019
- 2021年:ASUS ROG Zephyrus G14
(この項おわり)
ここ数年、仕事で使っているモデルなのだが、他に適当なWindowsXPパソコンがなかったので、プライベートでも本機種を利用することになってしまった。BluetoothもワンセグもBDも何も無い質実剛健なノートPCであるが、値段は意外と高い。