
1863年(文久3年)1月10日、英国ロンドンのパディントン駅~ファリンドン駅間の6駅6kmで、世界初の地下鉄(メトロポリタン鉄道)が開業する。産業革命以来、ロンドンの人口は増え続け、郊外からの通勤者を輸送するための鉄道が都心部の建物密集地帯に乗り入れられないことから、開削工法によって地下鉄を建設した。
列車は10分ごとに運転され、初日には4万人の利用客があった。その後も延伸され、1880年(明治13年)には年間4千万人の利用客を得た。1884年(明治17年)、ロンドン中心部を一周するサークル戦が完成する(路線長27km)。
ここまでは蒸気機関車によって牽引されていたため、排煙対策が大きな課題となった。煤煙によって駅は煤だらけとなり、木造だったホームが焼けるなどの騒ぎもあった。

1890年(明治23年)、シールド工法による大深度地下に建設されたシティー&サウス・ロンドン線(現在のノーザン線の一部)では、世界で初めて電気機関車牽引による運行がはじまった。1898年(明治31年)に開業したウォータールー&シティ線からは、電車による運行となった。始発駅ストックウェルには、イギリス最大の発電所を建設した。

ロンドンの地下鉄は the Underground と呼ばれるが、シールド工法ではトンネルの形状が円筒形になったことから the Tube と呼ばれるようになる。

1914年(大正3年)、第一次世界大戦がはじまると、一晩で30万人ものロンドン市民が防空壕で利用したこともあった。第二次世界大戦の際は、混乱を避けるため、防空壕として利用する市民にチケットを配布した。
ここまでは蒸気機関車によって牽引されていたため、排煙対策が大きな課題となった。煤煙によって駅は煤だらけとなり、木造だったホームが焼けるなどの騒ぎもあった。

1890年(明治23年)、シールド工法による大深度地下に建設されたシティー&サウス・ロンドン線(現在のノーザン線の一部)では、世界で初めて電気機関車牽引による運行がはじまった。1898年(明治31年)に開業したウォータールー&シティ線からは、電車による運行となった。始発駅ストックウェルには、イギリス最大の発電所を建設した。

ロンドンの地下鉄は the Underground と呼ばれるが、シールド工法ではトンネルの形状が円筒形になったことから the Tube と呼ばれるようになる。

1914年(大正3年)、第一次世界大戦がはじまると、一晩で30万人ものロンドン市民が防空壕で利用したこともあった。第二次世界大戦の際は、混乱を避けるため、防空壕として利用する市民にチケットを配布した。
この時代の世界
(この項おわり)