
井伊直弼
井伊直弼は、男子に恵まれない13代将軍、徳川家定の後継者をめぐり、周囲の反対を押し切り紀伊の徳川慶福(のちの徳川家茂)を推薦した。
徳川斉昭は息子である一橋慶喜(のちの徳川慶喜)を擁立するが、登城日以外に江戸城に上がったことを理由に自宅謹慎処分にされる。

さらに直弼は、水戸藩に幕府の政治改革を命じた勅定(天皇の命令書)を回収するために、水戸藩士や関係した公家を捕らえて弾圧した。また、吉田松陰らを死罪に処した。

これら直弼による一連の弾圧事件を「安政の大獄」と呼ぶ。
これに反発した水戸藩の過激化藩士20人あまりが藩を抜け出し、1860年(安政6年)3月24日(安政7年3月3日)、江戸城の桜田門の外で井伊直弼を暗殺するという桜田門外の変を起こすことになる。
徳川斉昭は息子である一橋慶喜(のちの徳川慶喜)を擁立するが、登城日以外に江戸城に上がったことを理由に自宅謹慎処分にされる。

さらに直弼は、水戸藩に幕府の政治改革を命じた勅定(天皇の命令書)を回収するために、水戸藩士や関係した公家を捕らえて弾圧した。また、吉田松陰らを死罪に処した。

これら直弼による一連の弾圧事件を「安政の大獄」と呼ぶ。
これに反発した水戸藩の過激化藩士20人あまりが藩を抜け出し、1860年(安政6年)3月24日(安政7年3月3日)、江戸城の桜田門の外で井伊直弼を暗殺するという桜田門外の変を起こすことになる。
杉文の足跡
参考書籍
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花燃ゆ 一 | ||
著者 | 大島里美/宮村優子 | ||
出版社 | NHK出版 | ||
サイズ | 単行本 | ||
発売日 | 2014年11月 | ||
価格 | 1,540円(税込) | ||
ISBN | 9784140056561 | ||
明治維新のまっただ中を生き抜いた女性がいた。長州・萩の下級武士、杉家の四女・文は、破天荒な兄・吉田寅次郎(松陰)を支え、杉家の家族とともに様々な困難を乗り越えていく。兄を助けて松下村塾を切り盛りし、やがて塾生の一人・久坂玄瑞と結婚。時代は幕末の動乱に向け動き始め、文もまたその流れに翻弄されていくのだったー。 | |||
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NHK大河ドラマ歴史ハンドブック 花燃ゆ | ||
著者 | 大石学 | ||
出版社 | NHK出版 | ||
サイズ | ムックその他 | ||
発売日 | 2014年12月 | ||
価格 | 1,045円(税込) | ||
ISBN | 9784149108995 | ||
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吉田松陰の妹・文のことがマンガで3時間でわかる本 | ||
著者 | 津田太愚 | ||
出版社 | 明日香出版社 | ||
サイズ | 単行本 | ||
発売日 | 2014年10月17日頃 | ||
価格 | 1,430円(税込) | ||
ISBN | 9784756917300 | ||
あの吉田松陰の妹って、何をした人?松陰の妹であり、玄瑞の妻である文(ふみ)は、若くして大事な2人をなくし、時代にふりまわされながらも、79歳まで意思を持ち続けて生きていきます。松下村塾の成立や幕末志士の魅力等にも触れながら、文の一生を見ていこう。 | |||
![]() |
文庫 杉文 真心をつくした吉田松陰の妹 | ||
著者 | 越水利江子/十々夜 | ||
出版社 | 岩崎書店 | ||
サイズ | 新書 | ||
発売日 | 2014年12月11日頃 | ||
価格 | 715円(税込) | ||
ISBN | 9784265064878 | ||
幕末の思想家吉田松陰。その激しい思想の持ち主である一方で数々の志士たちと真心でむきあい自由で先進的な教育者でもあった。妹の文からうかがえる兄や志士たちの生き様を描く。小学校中・高学年向け。 | |||
参考サイト
- NHK大河ドラマ「花燃ゆ」
- 処士策論 花燃ゆ、幕末長州、吉田松陰 その4
- 花燃ゆ 第18話「龍馬!登場」 ~桜田門外の変と航海遠略策~:坂の上のサインボード
- 【花燃ゆ】第23回感想と視聴率「夫の告白」:ショコラの日記帳・別館
この時代の世界
(この項おわり)
直弼は、当初、朝廷の許可を得て海外との条約を結ぼうと考えていた。しかし、攘夷派の水戸藩主・徳川斉昭と孝明天皇は強く反対。
1858年7月29日(安政5年6月19日)、直弼は孝明天皇の勅許(天皇の許し)を待たずに日米修好通商条約に調印した。