西暦1873年 - 三菱商会の誕生

政商・岩崎弥太郎の躍進
岩崎弥太郎
1873年(明治6年)、岩崎弥太郎 (いわさきやたろう) の個人商店だった九十九商会 (つくもしょうかい) 三菱商会と改称する。その後、三菱財閥へと発展してゆく。

岩崎弥太郎は土佐藩の下級武士であった。
藩の実力者である後藤象二郎 (ごとうしょうじろう) は弥太郎の能力を見いだし、同じ土佐藩出身の坂本龍馬 (さかもとりょうま) が暗殺されたことで解散した海援隊の後身として大阪の土佐藩蔵屋敷で始めた九十九商会 (つくもしょうかい) の監督を、1870年(明治3年)、弥太郎に任せた。さらに翌年の廃藩置県後、九十九商会は個人事業となった。
弥太郎は県から土佐藩所有の船三隻を買い受け、1873年(明治6年)に三菱商会と改称し、海運と商事を中心に事業を展開してゆくことになる。
西南戦争の際には、政府側の軍隊・軍需品の輸送を一手に引き受け、巨万の富を掌中にする。

ちなみに、龍馬は生前に象二郎とよく飲食をし、その費用を弥太郎が工面していたことが分かっている。

この時代の世界

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参考書籍

表紙 龍馬と弥太郎
著者 童門冬二
出版社 NHK出版
サイズ 単行本
発売日 2009年11月
価格 1,404円(税込)
rakuten
ISBN 9784140813973
理念と生き方の異なるふたりが“経済”という一点で共鳴する。NHK大河ドラマ「龍馬伝」の主人公・坂本龍馬の生涯と、稀代の経済人・岩崎弥太郎誕生の核心に迫る。
 
(この項おわり)
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