西暦1913年 - ヘルツシュプルング・ラッセル図

ヘルツシュプルング・ラッセル図
1905年にデンマークのヘルツシュプルングが星の光度と色との関係を発見し、1913年にアメリカのラッセルが、ヘルツシュプルング・ラッセル図(HR図)を呼ばれることになる図を発表する。

縦軸に星の絶対光度(上にいくほど明るい)をとり、横軸にスペクトル型または色指数(左を青、右を赤)とし、絶対高度とスペクトル型が分かった恒星をプロットしていく。左図は、約12万個の恒星が収録されているヒッパルコス星表からランダムに500個を取りだしてプロットしたHR図である。
恒星が、絶対等級の大小によって2つに大きく分けられることは、20世紀初頭から知られていたが、1905年に、ヘルツシュプルングは絶対等級と色によって矮星と巨星に分けられることを発見した。
1913年に、ヘルツシュプルングと独立してラッセルが星の光度と色との関係を図にあらわした。図の左上から右下に並ぶ矮星は主系列星を呼ぶ。ラッセルは、星の性質(半径、表面温度、光度など)は星の質量と化学組成によってほぼ決定されることを示した。
当時は恒星のエネルギー源が核融合であることが分かっておらず、ラッセルは、恒星は赤い低温の巨星から始まり、重力によって収縮しながら主系列上を低温から高温に移るという仮説を発表した。
現代ではこの仮説は否定されているが、主系列星は水素の核融合反応が安定に進行している恒星であることが分かっている。太陽も主系列星に属する。
恒星の中心部で核融合を起こす水素が枯渇すると、巨星となり、主系列星から離脱する。核融合ができなくなり新星爆発を起こして残った白色矮星は、HR図上で左下に位置するが、これが分かったのは1930年代に入ってからだった。

この時代の世界

1825 1875 1925 1975 2025 1900 1900 1900 1900 1900 1900 1900 1900 1900 1900 1900 1900 1900 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 2000 1913 ヘルツシュプルング・ラッセル図 1873 1967 アイナー・ヘルツシュプルング 1877 1957 ヘンリー・ノリス・ラッセル 1912 ケフェイド変光星の周期=光度関係の発見 1868 1921 ヘンリエッタ・スワン・リービット 1846 1919 エドワード・ピッカリング 1857 1911 ウィリアミーナ・フレミング 1863 1941 アニー・ジャンプ・キャノン 1866 1952 アントニア・モーリ 1900 1979 セシリア・ペイン=ガポーシュキン 1888 1972 ハーロー・シャプレー 1929 ハッブルの法則 1889 1953 エドウィン・ハッブル 1887 マイケルソン=モーリーの実験 1852 1931 マイケルソン 1838 1923 モーリー 1948 ヘール望遠鏡が完成 1868 1938 ジョージ・ヘール 1866 1946 H.G.ウェルズ 1882 1945 ロバート・ゴダード 1855 1916 ローウェル 1847 1931 エジソン 1909 北極点に史上初めて到達 1856 1920 ピアリー 1927 航空機による大西洋横断 1856 1924 ウッドロウ・ウィルソン 1865 1923 ウォレン・ハーディング 1928 ディズニーアニメにミッキーマウス登場 1901 1966 ディズニー 1930 冥王星の発見 1839 1937 ジョン・ロックフェラー 1866 1936 アン・サリヴァン 1911 南極点に史上初めて到達 1872 1928 アムンゼン 1912 ストックホルムオリンピック大会 1912 タイタニック号が沈没 1912 ピルトダウン人の化石 1847 1929 ランケスター 1864 1944 ウッドワード卿 1851 1940 オリバー・ロッジ 1895 無線通信の実験 1874 1937 マルコーニ 1845 1923 レントゲン 1847 1931 エジソン 1889 パリ万国博覧会 1895 ローウェル『火星』出版 1897 H.G.ウェルズ『宇宙戦争』出版 1856 1939 ジークムント・フロイト 1887 シャーロック・ホームズ登場 1859 1930 アーサー・コナン・ドイル 1888 切り裂きジャック 1909 北極点に史上初めて到達 1905 「特殊相対性理論」の発表 1916 「一般相対性理論」の発表 1914 1918 第一次世界大戦 1918 シベリア出兵 1919 ベルサイユ条約 1920 国際連盟の創設 1859 1941 ヴィルヘルム2世 1922 ツタンカーメンの墓の発掘 1927 航空機による大西洋横断 1928 ファシスト党による一党独裁 1934 ヒトラー総統の登場 1889 1951 ウィトゲンシュタイン 1900 北清事変 1905 第一次モロッコ事件 1911 第二次モロッコ事件 1898 ファショダ事件 1863 1945 ロイド・ジョージ 1858 1947 マックス・プランク 1862 1943 ダフィット・ヒルベルト 1863 1944 エドヴァルド・ムンク 1871 1937 アーネスト・ラザフォード 1880 1930 アルフレート・ヴェーゲナー 1864 1948 ルイ・リュミエール 1862 1954 オーギュスト・リュミエール 1874 1939 ハワード・カーター 1911 辛亥革命 1866 1925 孫文 1859 1916 袁世凱 1871 1908 光緒帝 1900 1901 義和団の乱 1909 伊藤博文の暗殺 1906 満鉄の開業 1927 上海クーデター 1928 張作霖爆殺事件 1928 張作霖爆殺事件 1875 1928 張作霖 1906 1967 愛新覚羅溥儀 1906 1946 婉容 1909 1953 文繡 1887 1975 蒋介石 1918 シベリア出兵 1920 国際連盟の創設 1894 1895 日清戦争 1841 1909 伊藤博文 1857 1929 後藤新平 1913 大正政変 1904 1905 日露戦争 1901 八幡製鉄所が操業開始 1923 関東大震災 1901 田中正造が天皇に直訴 1841 1913 田中正造 1852 1912 明治天皇 1849 1914 昭憲皇太后 1879 1926 大正天皇 1900 雑誌「明星」創刊 1878 1942 与謝野晶子 1873 1935 与謝野鉄幹 1886 1912 石川啄木 1898 雑誌「ホトトギス」誕生 1867 1902 正岡子規 1867 1916 夏目漱石 1862 1922 森鴎外 1872 1896 樋口一葉 1871 1911 幸徳秋水 1876 1928 野口英世 1878 1933 吉野作造 1847 1934 東郷平八郎 1852 1931 北里柴三郎 1852 1933 山本権兵衛 1855 1932 犬養毅 1860 1926 加藤高明 1918 シベリア出兵 1905 1919 ロシア革命 1905 血の日曜日事件 1870 1924 レーニン 1868 1918 ニコライ2世 1872 1916 ラスプーチン 1897 ツィオルコフスキーの公式 1888 1925 アレクサンドル・フリードマン 1908 ツングースカ大爆発 1917 十月革命 1917 二月革命 1905 第一次モロッコ事件 1911 第二次モロッコ事件 1898 ファショダ事件 1905 j1905-af.xml 第一次モロッコ事件 1911 j1905-af.xml 第二次モロッコ事件 1867 1934 マリー・キュリー 1922 ツタンカーメンの墓の発掘 1881 1938 ムスタファ・ケマル 1922 1923 トルコ革命 1897 1945 チャンドラ・ボース 1931 ガンジー・アーウィン協定 1898 米西戦争 1914 パナマ運河開通 Tooltip
(この項おわり)
header