西暦1888年 - 切り裂きジャック

1888年（明治21年）8月31日から11月9日の約2ヶ月間に、ロンドンのスラム街ホワイトチャペルで少なくとも売春婦5人をバラバラにする猟奇殺人事件、切り裂きジャックが発生する。
署名入りの犯行予告を新聞社に送りつけるなど、劇場型犯罪の元祖とされるが、現在も犯人は不明のまま。

被害者はメスのような鋭利な刃物で喉をかき切られ、臓器を摘出されるなどしたことから、解剖学的知識がある医師だという説が有力視されている。

2019年（平成31年）3月、法医学専門誌 Journal of Forensic Science誌に、切り裂きジャックのは、当時23歳だったロンドン在住のポーランド系移民の理髪師アーロン・コミンスキである可能性が高いという論文が掲載された。1888年（明治21年）9月30日、4人目の犠牲者となったキャサリン・エドウッズのショールに付着していた付着した血液と精液を採取し、DNA鑑定を行って容疑者を割り出した。