
ジェイムズ・デュワー
イギリス王立研究所のジェイムズ・デュワー教授は、膨張させた気体は温度が下がるというジュール=トムソン効果を利用して気体を冷却する技術を開発した。

デュワー瓶
1891年、彼はマイナス218℃の液体酸素を保存するため、内側に銀メッキを施し、間隙を真空にした二重壁ガラス瓶を製作する。これはデュワー瓶と呼ばれ、1904年にドイツのテルモス社が商品化し、テルモスという商品名で販売された。
1911年、日本電球(大阪)が国産品を開発し、魔法瓶という名称を商標登録した。
1911年、日本電球(大阪)が国産品を開発し、魔法瓶という名称を商標登録した。
デュワーは、その後、水素の液化にも成功し、また、超伝導を予言した。
デュワーは尊敬する実験物理学者のファラデーが王立研究所で寝食を共にしていたことに倣い、必ず王立研究所で実験を行った。実験のさなか、デュワーが独り言を呟くので、デュワーのそばにファラデーの幽霊がいるという噂になったほどである。
デュワーは尊敬する実験物理学者のファラデーが王立研究所で寝食を共にしていたことに倣い、必ず王立研究所で実験を行った。実験のさなか、デュワーが独り言を呟くので、デュワーのそばにファラデーの幽霊がいるという噂になったほどである。
この時代の世界
参考書籍
参考サイト
- オリンピックの歴史(JOC)
(この項おわり)