プログラミング言語「BCPL」

マーティン・リチャーズ
コンパイラはオンメモリで動作し、ソースを解析するパーサと仮想マシン用中間コード(O-Code)を生成するフロントエンドと、中間コードを受け取って実マシン用の機械語に変換するバックエンドの2つに分かれていた。この仕組みは、C言語に受け継がれた。
プログラミング言語「B」「C」「C++」「Go」

(左)ケン・トンプソン (右)デニス・リッチー
構造化プログラミングを可能にする高水準の手続き型言語でありながら、ハードウェアを直接制御できる機能も備えている。
Cコンパイラ自身もC言語で書かれており移植性が高く、適用範囲もアプリケーションソフトウェアだけでなく、OSやデバイスドライバ、組み込み機器(IoTを含む)のプログラミングに用いられるようになった。1973年のバージョン4で、UNIXはC言語で書き改められた。

デニス・リッチーとブライアン・カーニハンの共著として1978年に出版された『The C Programming Language』(略称K&R;日本語訳『プログラミング言語C』)がC言語の標準書であったが、1989年にANSI C89として標準化、1990年にはISO/IEC C90として国際規格化された。

1983年、米AT&Tベル研究所のビャーネ・ストロヴストルップは、C言語を改良した C++ を発表する。ノルウェーで開発されたシミュレーション用プログラミング言語 Simula の特徴であるクラスの概念を取り込み、標準ライブラシを拡充し、大規模システムの開発を可能にした。

2009年、ケン・トンプソンに加え、Googleのロバート・グリースマ、ロブ・パイクらが、Google自身のシステム開発やオープンソースプロジェクトに提供することを目的に、C言語やC++、Pythonなどの特長を取り込んだ Go言語を発表する。
Cコンパイラ自身もC言語で書かれており移植性が高く、適用範囲もアプリケーションソフトウェアだけでなく、OSやデバイスドライバ、組み込み機器(IoTを含む)のプログラミングに用いられるようになった。1973年のバージョン4で、UNIXはC言語で書き改められた。

デニス・リッチーとブライアン・カーニハンの共著として1978年に出版された『The C Programming Language』(略称K&R;日本語訳『プログラミング言語C』)がC言語の標準書であったが、1989年にANSI C89として標準化、1990年にはISO/IEC C90として国際規格化された。

1983年、米AT&Tベル研究所のビャーネ・ストロヴストルップは、C言語を改良した C++ を発表する。ノルウェーで開発されたシミュレーション用プログラミング言語 Simula の特徴であるクラスの概念を取り込み、標準ライブラシを拡充し、大規模システムの開発を可能にした。

2009年、ケン・トンプソンに加え、Googleのロバート・グリースマ、ロブ・パイクらが、Google自身のシステム開発やオープンソースプロジェクトに提供することを目的に、C言語やC++、Pythonなどの特長を取り込んだ Go言語を発表する。
この時代の世界
(この項おわり)
BCPLは、1960年代にケンブリッジ大学とロンドン大学が共同開発した CPL(Combined Programming Language)を簡略化し、コンパイラを記述することを目的に設計された。BCPL自身もBCPLで記述されており、移植性が高かった。