
オドネル計算機
スウェーデンに生まれロシアのサンクトペテルブルクで働いていた技術者ヴィルゴット・オドネルは、機械式計算機「アリスモメーター」を修理していたとき、重くてかさばるシリンダー部分を小さい風車ディスクに置き換えられることに気付いた。1873年(明治6年)に試作品を完成し、いくつかの国で特許を取得した。その後の改良を経て、1890年(明治23年)に「オドネル計算機」の量産を開始する。翌年にはドイツに工場を開いて生産を行うとともに、その設計を公開し、世界中でコピー品が作られるようになった。
この時代の世界
(この項おわり)